転職というと、自分の条件に合った職場を探して、自らアポを取って面接を受けるのが一般的。しかしここ最近、そんなやり方が古いと思われるような転職の仕方が目立っています。
というのも、最近では職場の方からあなたに合った条件を提示してくる“逆指名”なるものが存在するというのです。
この“逆指名”によって転職する事でどんなメリットがあるのでしょうか。
メリットは、ずばり自分が目指す職場に行ける事。
特に看護師というのは、資格が利用出来る範囲が広く、職場が選び放題なのにも関わらず、なかなか自分に合った職場に出会えたという人は少ないと思います。
しかし、この“逆指名”では、あらかじめ自身のプロフィール、希望の科や職歴を載せておく事で、それを見た職場があなたに合った条件を提示してくれます。その為働く前から仕事に対する相互理解があり、実際に就いてから「こんな話聞いてない!」といった誤解が生じにくくなるのです。
逆を言えばこれはその条件を呑めない職場が多ければ、自分がいいなと思ってもなかなかその職には就けないという事が生じます。
また、給与面や就業形態など、明確な希望がきちんと書ける方でなければなかなか難しいかもしれませんね。それに、プロフィールの文章能力も問われます。
職場に「こんな条件でのんでくれるとこ~」と自らを宣伝しているのですから、入ってから「これ経験あるっていってたよね?!」と責められないように希望条件を設定する事が求められるのです。
あまり自分を卑下しすぎたプロフィールは採用する方も後込みしてしまいますが、盛りすぎてしまった内容というのは絶対にやめましょう。
そこで大事なのは、自分の力量を自信を持って宣伝するという事、そして多少の妥協はきちんと弁えるという事であるといえるでしょう。
また、“逆指名”されたといっても、あなたはその職場では新人。天狗になって「働いて“あげてる”」といった態度はくれぐれもしないように。「何様じゃ!」と速攻で嫌われてしまいます。
上手くいかない事も多いかとは思いますが、あくまでもこういった方法があるのだという事をあたまに入れて探してみるといいでしょう。